垂直の記憶―岩と雪の7章
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ジャンル: | 本
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セールスランク: | 56930 位
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発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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参考価格: | ¥ 1,575 (税込)
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NHK「白夜の大岩壁に挑む?クライマー山野井夫妻?」を観て
NHK「白夜の大岩壁に挑む?クライマー山野井夫妻?」を観て、山野井夫妻に興味が沸いて読んでみた。命をかけた、本当にギリギリのところまでいかないと、極限の登山はできないんですね。近くの山に登ることさえおっくうな私には考えられないが、山野井さんのように「生きること=登山」という人がこの世に存在することを初めて知った(笑)。
文章はプロと比べたら素人らしい拙さを感じるが、技巧がない分、素朴で力強い意思が伝わってくる好著だと思う。「ギャチュン・カン」のパートは沢木耕太郎の「凍」の方が迫力が伝わってくると私は思います。
もっともっと知りたい
一つ一つの文章は短く、また決して情緒的ではなく、従って「味わいながら読む」という感じではありません。
しかし、ただひたすら、困難な登山に単独で挑むことを生きがいと選んだ山野井氏が、控えめに著した唯一の著作を読む機会に、私は巡り会えたのです。
きっかけは、ゴルゴ13の名作「白龍登り立つ」の登場人物隣隊長が、「極地方など登山家の恥だっ!!」と喝破する一方で「世界に評価された日本人が二人…
冒険登山家の山野井だ!」と認める人物。
どんなクライマーなんだろう、と思っていたのです。
口絵を飾る写真は著者自らが撮影した秀峰の数々。どれも息をのむほど美しい。
凍傷で指を失っても、「登りたい!」という情熱は冷めることがない。
私自身は決して登ることはありませんが、この世界をもっともっと知ってみたい、と思わされる一冊でした。
今だからこそ
現代生活とは離れた生活をされている、山野井夫妻。物がありふれている今だからこそ我がの生活を振り返ってみたらどうだろうか。また愛などという言葉ではくくれない夫婦の信頼関係、協力関係は読んでいて羨ましくも思えてくる。
自作に期待
記録が読みたかった。「ソロ」を読んでいるものとしては、そこが足りなかった。いろいろあったようですが、ベストクライムといわれるクスムカングルは読めると思っていたので残念だった。「誰が読むのか」というのがアレなんだろうな。。。
本物
本物。ただそれだけ。テレビや雑誌などを通して
色々偽者があふれているが、こういう人が
いるってことは、まだまだ人間も捨てたもんじゃない。
読めば誰でも何かを感じられるはず。
山と溪谷社
凍 ソロ―単独登攀者・山野井泰史 狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫) 白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻 いまだ下山せず! (宝島社文庫)
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